Web日本評論だけの!!記事 一覧

民事弁護スキルアップ講座(中村真)| 2020.09.03

(第7回)訴状の作法(3):訴状に添付する証拠のありかた①

今回も「訴状の作法」というテーマを取り上げます。3回目となる今回は、訴状に添付して提出する証拠について取り上げたいと思います。 1 証拠提出に関するルール このテーマの第一回で、訴状には「立証を要[……]
私の心に残る裁判例| 2020.09.01

(第27回)最高裁もまた人が裁くものである(加波眞一)

上告理由の証明責任を誤った判決 法律に従って判決裁判所を構成したということはできないとされた事例 最高裁判所平成11年2月25日判決 【判例時報1670号21頁掲載】 神ならぬ人が常に[……]
きになる本から| 2020.08.31

「正解病」が検察を蝕む:なぜ小説『ナリ検』を執筆したのか(市川寛)

私は1993年に検事任官し、2007年に弁護士登録しましたが、昨年末の時点で検事と弁護士の経験年数がどちらも13年弱と同じになりました。 だからというわけでもありませんが、検事時代に考えていたこ[……]
弁護士が推す! 実務に役立つ研究論文| 2020.08.28

(第24回)プラットフォーム時代の「多元的競争」に向き合う法(沼田知之)

石岡克俊「『競争』の観念とその立憲的価値-競争法の視点から」 法律時報92巻9号(2020年8月号)24~29頁より 独禁法2条4項は、複数の事業者が同一の需要者に同種又は類似の商品・役務[……]
コロナ危機とEUの行方| 2020.08.28

(第6回)コロナ危機とユーロの国際的な地位(伊藤さゆり)

8 月に出揃った 4〜6 月期の実質 GDP は、コロナ禍によるユーロ圏経済の打撃が、とりわけ大きかったことを浮き彫りにした。前期比年率の GDP は、日本のマイナス 27.8%、米国のマイナス 32[……]
悪しき隣人―ようこそ法格言の世界へ(柴田光蔵)| 2020.08.19

(第26回)法律は不能事を強いない

Lēx nōn cōgit ad impossibilia. 英法の格言 この格言がもともと意味したのは「不可能なものについては債務は存在しない Impossibilium nūlla obl[……]
私の心に残る裁判例| 2020.08.18

(第26回)実質的妥当性と形式論理の狭間から創造性へ(久保野恵美子)

長崎じん肺訴訟上告審 1 雇用者の安全配慮義務違反によりじん肺にかかったことを理由とする損害賠償請求権の消滅時効の起算点 2 慰謝料額の認定に違法があるとされた事例―長崎じん肺訴訟上告審判決 [……]
コロナ危機とEUの行方| 2020.08.14

(第5回)コロナ禍で懸念される南欧諸国の雇用悪化 — 地下経済に注目して(土田陽介)

過去最大の雇用喪失を経験したスペイン 新型コロナウイルスの感染拡大に伴う雇用の悪化が深刻な欧州であるが、特に地中海沿岸の南欧諸国でそれが顕著だ。スペイン統計局によると、2020 年第 2 四半期の雇[……]
現実を「統計的に理解する」ための初歩の初歩(麻生一枝)| 2020.08.13

(第10回)統計的有意差と生物学的重要性 — ふたつは別物

$\def\t#1{\text{#1}}\def\dfrac#1#2{\displaystyle\frac{#1}{#2}}$ 実験群と対照群の間には、統計的に有意な差が認められました ($p < [……]
捜査官! その行為は違法です。(木谷明)| 2020.08.12

(第24回)別件逮捕した被疑者を重大な本件で厳しく取り調べ、激しい拷問の末虚偽自白させた上、自白に「秘密の暴露」をねつ造した─幸浦事件

前回((第23回)小島事件)に続いて、「静岡の冤罪3事件」の一つである「幸浦事件」を紹介する。被疑者らを別件逮捕し激しい拷問によって虚偽自白させた点は小島事件と同じであるが、本件においては、さらに、警[……]
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