Web日本評論だけの!!記事 一覧

弁護士が推す! 実務に役立つ研究論文| 2025.11.06

(第84回)EUにおける人権・環境DDの義務化と日本企業への影響(野澤大和)

木下由香子「EUデューディリジェンス義務化の規制再構成の行方---日本企業への波及と課題と機会」 法律時報97巻8号(2025年7月号)18頁より 近年、EUは脱炭素と経済成長の両立を図るグリーン[……]
私の心に残る裁判例| 2025.11.04

(第89回)判例が変わると、世界が変わって見える(小倉健裕)

役員選任決議の取消しを求める訴えの利益に関する最一判令和2年9月3日 事業協同組合の理事を選出する選挙の取消しを求める訴えに同選挙が取り消されるべきものであることを理由として後任理事又は監事を選出す[……]
#小さな調整が大きな変化を:発達障害の方々にとって「悪くない暮らし」のために(佐々木康栄)| 2025.10.15

(第6回)世界を「安心できるもの」に変えるために:暮らしの工夫がヒントになる「構造化」

「では、どうすればいいのか」という問いへ 前回の記事では、「この行動を、どうすればなくせるか?」という問いから、「この行動は、ご本人にとってどんな意味があり、何を伝えようとしているのだろう?」と、問[……]
弁護士が推す! 実務に役立つ研究論文| 2025.10.14

(第83回)著作権等侵害罪の適切な成立範囲を探る試み(宮本聡)

遠藤聡太「著作権等侵害罪と違法性の意識---民事訴訟係属中の侵害継続に対する責任評価のあり方」 法律時報97巻1号(2025年1月号)118頁より 著作権法においては、条文上、民事における著作権侵[……]
竪琴にロバ:ラテン語格言のお話(野津寛)| 2025.10.08

(第19回)ルクレーティウスによる死の否定, 宗教批判:Nil igitur mors est ad nos neque pertinet hilum/私たちにとって, それゆえ死とは無であり, 何の関係もない存在である

Nil igitur mors est ad nos neque pertinet hilum ニール イギトゥル モルス エスト アド ノース ネクェ ペルティネト ヒールム (私たちにと[……]
私の心に残る裁判例| 2025.10.02

(第88回)死刑適用のあり方と対峙した最高裁判所(本庄武)

永山事件最高裁判決 1 死刑選択の許される基準 2 無期懲役を言い渡した控訴審判決が検察官の上告により量刑不当として破棄された事例---連続ピストル射殺魔事件上告審判決 最高裁判所昭和58年7月[……]
特集/ジャーナリストとパスポート---問い直される「海外渡航の自由」と旅券法| 2025.09.19

特集/ジャーナリストとパスポート—問い直される「海外渡航の自由」と旅券法

私たちは、日頃、生活している中で「移動の自由」を制限される状況に置かれることは少ないかもしれません。海外旅行へ行く際には、パスポートは申請すれば発給され、行きたい国へ行き、帰ってくる自由が保障[……]
特集/ジャーナリストとパスポート---問い直される「海外渡航の自由」と旅券法| 2025.09.19

(座談会)パスポート裁判が問いかけるもの—渡航の自由をめぐる人権と国益(出口かおり・岩井信・田島泰彦)

出口かおり(弁護士) 岩井信(弁護士) 司会:田島泰彦(元上智大学教授) 1 はじめに 田島 私たちは外国に渡航するとき、旅行でも、NGOなどの活動をするにしても、あるいはジャーナリストが[……]
特集/ジャーナリストとパスポート---問い直される「海外渡航の自由」と旅券法| 2025.09.19

「海外渡航の自由」を骨抜きにした判決—常岡浩介さん旅券返納命令取消訴訟(出口かおり)

1 フリージャーナリストとしての活動 フリージャーナリストの常岡浩介さんは、早稲田大学の学生だった1992年頃から、夏休みや春休みを利用して、アフガニスタン、アルジェリア、リビア、シリア、イラク、レ[……]
特集/ジャーナリストとパスポート---問い直される「海外渡航の自由」と旅券法| 2025.09.19

人権の「最大の尊重」が原則である—「ジャーナリストに渡航の自由を!」安田純平さん旅券発給拒否取消訴訟(岩井信)

1 何を求めて提訴したか 伊藤博文の『憲法義解』(1889年)((伊藤博文著[宮沢俊義校註]『憲法義解』(岩波文庫、1940年[改版2019年])。実質的な著者は憲法起草者の1人、井上毅と言われてい[……]
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