Web日本評論だけの!!記事 一覧▼
私の心に残る裁判例|
2025.12.01
(第91回)公務員の政治的中立性という呪縛(高橋雅人)
猿払事件最高裁判決
1.国家公務員法102条1項、人事院規則14-7・5項3号、6項13号による特定の政党を支持する政治的目的を有する文書の掲示又は配布の禁止と憲法21条
2.国家公務員法110条[……]
私の心に残る裁判例|
2025.11.18
(第90回)沖縄から見える法と統治の矛盾—1996年代理署名判決を起点として(徳田博人)
沖縄県知事署名等代行職務執行命令訴訟大法廷判決
沖縄県内の土地を駐留軍の用に供するためにされた使用認定にこれを当然に無効とするような瑕疵があるとはいえないとされた事例ほか
最高裁判所平成8年8月2[……]
弁護士が推す! 実務に役立つ研究論文|
2025.11.06
(第84回)EUにおける人権・環境DDの義務化と日本企業への影響(野澤大和)
木下由香子「EUデューディリジェンス義務化の規制再構成の行方---日本企業への波及と課題と機会」
法律時報97巻8号(2025年7月号)18頁より
近年、EUは脱炭素と経済成長の両立を図るグリーン[……]
私の心に残る裁判例|
2025.11.04
(第89回)判例が変わると、世界が変わって見える(小倉健裕)
役員選任決議の取消しを求める訴えの利益に関する最一判令和2年9月3日
事業協同組合の理事を選出する選挙の取消しを求める訴えに同選挙が取り消されるべきものであることを理由として後任理事又は監事を選出す[……]
弁護士が推す! 実務に役立つ研究論文|
2025.10.14
(第83回)著作権等侵害罪の適切な成立範囲を探る試み(宮本聡)
遠藤聡太「著作権等侵害罪と違法性の意識---民事訴訟係属中の侵害継続に対する責任評価のあり方」
法律時報97巻1号(2025年1月号)118頁より
著作権法においては、条文上、民事における著作権侵[……]
竪琴にロバ:ラテン語格言のお話(野津寛)|
2025.10.08
(第19回)ルクレーティウスによる死の否定, 宗教批判:Nil igitur mors est ad nos neque pertinet hilum/私たちにとって, それゆえ死とは無であり, 何の関係もない存在である
Nil igitur mors est ad nos neque pertinet hilum
ニール イギトゥル モルス エスト アド ノース ネクェ ペルティネト ヒールム
(私たちにと[……]
私の心に残る裁判例|
2025.10.02
(第88回)死刑適用のあり方と対峙した最高裁判所(本庄武)
永山事件最高裁判決
1 死刑選択の許される基準
2 無期懲役を言い渡した控訴審判決が検察官の上告により量刑不当として破棄された事例---連続ピストル射殺魔事件上告審判決
最高裁判所昭和58年7月[……]
特集/ジャーナリストとパスポート---問い直される「海外渡航の自由」と旅券法|
2025.09.19
特集/ジャーナリストとパスポート—問い直される「海外渡航の自由」と旅券法
私たちは、日頃、生活している中で「移動の自由」を制限される状況に置かれることは少ないかもしれません。海外旅行へ行く際には、パスポートは申請すれば発給され、行きたい国へ行き、帰ってくる自由が保障[……]
特集/ジャーナリストとパスポート---問い直される「海外渡航の自由」と旅券法|
2025.09.19
(座談会)パスポート裁判が問いかけるもの—渡航の自由をめぐる人権と国益(出口かおり・岩井信・田島泰彦)
出口かおり(弁護士)
岩井信(弁護士)
司会:田島泰彦(元上智大学教授)
1 はじめに
田島 私たちは外国に渡航するとき、旅行でも、NGOなどの活動をするにしても、あるいはジャーナリストが[……]








