一冊散策|
2020.08.25
『戦後憲法学の70年を語る 高橋和之・高見勝利憲法学との対話』(編著:宍戸常寿・林知更・小島慎司・西村裕一)
はしがき
高橋和之先生と高見勝利先生のお二人にお話を伺うことになった。2017年のことである。日本憲法学の発展を長年リードしてきたお二人から、著書や論文の更に奥にあるお考えを詳しく訊いてみた[……]
海外論文サーベイ(経済セミナー)|
2020.08.24
社会的関係と労働生産性:友人の存在は生産性を上げるのか?
Bandiera, Oriana, Iwan Barankay, and Imran Rasul (2010), "Social Incentives in the Workplace," Revie[……]
一冊散策|
2020.08.20
『労働法[第3版]』(著:西谷敏)
第3版はしがき
本書第2版の出版から7年半が経過し、労働法は大きな変容を見せた。第2版出版の段階では、必ずしも第3版の執筆を予定していたわけではないが、2018年の「働き方改革」にかかわる一[……]
私の心に残る裁判例|
2020.08.18
(第26回)実質的妥当性と形式論理の狭間から創造性へ(久保野恵美子)
長崎じん肺訴訟上告審
1 雇用者の安全配慮義務違反によりじん肺にかかったことを理由とする損害賠償請求権の消滅時効の起算点
2 慰謝料額の認定に違法があるとされた事例―長崎じん肺訴訟上告審判決
[……]
コロナ危機とEUの行方|
2020.08.14
(第5回)コロナ禍で懸念される南欧諸国の雇用悪化 — 地下経済に注目して(土田陽介)
過去最大の雇用喪失を経験したスペイン
新型コロナウイルスの感染拡大に伴う雇用の悪化が深刻な欧州であるが、特に地中海沿岸の南欧諸国でそれが顕著だ。スペイン統計局によると、2020 年第 2 四半期の雇[……]
現実を「統計的に理解する」ための初歩の初歩(麻生一枝)|
2020.08.13
(第10回)統計的有意差と生物学的重要性 — ふたつは別物
実験群と対照群の間には、統計的に有意な差が認められました ($p < [……]
捜査官! その行為は違法です。(木谷明)|
2020.08.12
(第24回)別件逮捕した被疑者を重大な本件で厳しく取り調べ、激しい拷問の末虚偽自白させた上、自白に「秘密の暴露」をねつ造した─幸浦事件
前回((第23回)小島事件)に続いて、「静岡の冤罪3事件」の一つである「幸浦事件」を紹介する。被疑者らを別件逮捕し激しい拷問によって虚偽自白させた点は小島事件と同じであるが、本件においては、さらに、警[……]