#歴史 タグ 記事一覧
おさらい日本の近現代史―「日本」と東アジアの関係を読み解くために| 2022.11.22
(第16回)戦後日本における「過去の克服」(2)(本庄十喜)
先の第15回では、戦後初頭からおもに1970年代までの日本における草の根レベルの「過去の克服」の取り組みについてを、日本の侵略戦争や植民地支配といった「加害の歴史」とそれらに伴う責任について、日本人自[……]
おさらい日本の近現代史―「日本」と東アジアの関係を読み解くために| 2022.10.24
(第15回)戦後日本における「過去の克服」(1)(本庄十喜)
1 「過去の克服」とは何か
「過去の克服」とは一体何でしょうか。この概念は元をただせば、ドイツ共和国(西ドイツ)初代大統領テオドーア・ホイス(在任期間:1949~59年)によって知られるようになり、[……]
おさらい日本の近現代史―「日本」と東アジアの関係を読み解くために| 2022.09.28
(第14回)大日本帝国の崩壊と海外引揚(2)(加藤聖文)
前回に引き続き、海外引揚者の状況について見ていきます。
ソ連軍進攻地域が抱える複雑な事情
海外引揚者の3分の2を占めたのは満洲(大連地区を含む)・北朝鮮・南樺太からの引揚者でした。これらの地域に共[……]
おさらい日本の近現代史―「日本」と東アジアの関係を読み解くために| 2022.08.31
(第13回)大日本帝国の崩壊と海外引揚(1)(加藤聖文)
「引揚」とは何か?
1945年8月の敗戦まで日本は広大な植民地と占領地を抱える「大日本帝国」でした。これが一夜にして解体してしまったのですが、帝国の領域内には多くの日本人が住んでいました。彼らは一夜[……]
一冊散策| 2022.08.15
『法学者・法律家たちの八月十五日』(日本評論社法律編集部)
はしがき
昭和二十年八月十五日、正午。雑音まじりのラジオから流れてきた、あの独特の抑揚をもった「玉音」を人々はどのような感慨をもって聞いたのだろうか。そしていま、あの日をどのような思いで振り返っ[……]
おさらい日本の近現代史―「日本」と東アジアの関係を読み解くために| 2022.07.29
(第12回)日本近代史のなかの「満洲」(2)(加藤聖文)
日本の満州経営
日本が満洲と本格的に関わるのは日露戦争からです。日露戦争は朝鮮半島の支配権をめぐって勃発しましたが、戦場となったのは清の領土でありながらも実質的にはロシアの影響下にあった満洲(南満洲[……]
目次からみる「日本評論」と時代| 2022.06.28
(第2回)雑誌「日本評論」10巻11号(1935年11月号)
今回ご紹介するのは、創刊から2号目、1935年11月号です。
日評アーカイブズでは、「日本評論」を復刻しています。本号は、こちらから。
「日本評論」は、表紙にある通り、前身の「経済往来」を引き[……]
おさらい日本の近現代史―「日本」と東アジアの関係を読み解くために| 2022.06.20
(第11回)日本近代史のなかの「満洲」(1)(加藤聖文)
日本の20世紀の歴史は満洲を抜きに語ることはできません。日中関係をはじめとする国際関係は当然として、日本国内でも政治・経済・社会のあらゆる方面に影響を与えました。1931年に起きた満洲事変はそれを象徴[……]
おさらい日本の近現代史―「日本」と東アジアの関係を読み解くために| 2022.05.26
(第10回)朝鮮に対する植民地支配(2)(加藤圭木)
1 韓国は日本に「嫌がらせ」している?
ある大学生は、韓国のエンターテインメントに接する中で「モヤッ」とした経験について、次のように振り返っている。
「今日は光復節です」「日本の植民地支配からの解[……]
おさらい日本の近現代史―「日本」と東アジアの関係を読み解くために| 2022.04.27
(第9回)朝鮮に対する植民地支配(1)(加藤圭木)
1 新一万円札の「顔」・渋沢栄一
2024年に発行開始となる新1万円札の「顔」に選ばれたことで、渋沢栄一(1849~1931年)が注目されている。渋沢は、第一国立銀行、王子製紙、日本郵船、日本鉄道な[……]