#教育 タグ 記事一覧

ただいま調査中! 家庭裁判所事件案内(高島聡子)| 2024.05.02

(第8回)僕ver.2.0――児童ポルノ製造

手のひらの犯罪 「児童買春、児童ポルノに係る行為等の規制及び処罰並びに児童の保護等に関する法律違反保護事件」。家裁ではこれを「児ポ」と略す。 私はどちらかと言えば、家事事件の担当が長い調査官だ。数年[……]
ただいま調査中! 家庭裁判所事件案内(高島聡子)| 2024.04.04

(第7回)リセット――殺人未遂

前触れ 「……署は、無職の女子少年(16歳)を殺人未遂容疑で現行犯逮捕した。女子少年は、同居する50代の伯母に包丁で切り付け、殺害しようとした疑い。被害者の命に別状はなく……」 その日の朝、私が目を[……]
ただいま調査中! 家庭裁判所事件案内(高島聡子)| 2024.03.04

(第6回)わたしのきもち――面会交流(後編)

◆この話の前編(「(第5回)ルビンの壺――面会交流(前編)」)はこちら その日に向けて 試行的面会交流は、拍子抜けするほどあっさりと、穏やかに始まった。 父母に対しては、事前に個別面接をして、試行的[……]
ただいま調査中! 家庭裁判所事件案内(高島聡子)| 2024.02.05

(第5回)ルビンの壺――面会交流(前編)

争いのない事実 ケンカの多い夫婦であった、ということに争いはない。その理由の多くは母の家事の不手際を父が責めることに端を発していて、父が母に向かって物(リモコン、ティッシュの箱)を投げたことがある。父[……]
ただいま調査中! 家庭裁判所事件案内(高島聡子)| 2024.01.09

(第4回)沼――大麻取締法違反

[今回の記事には、薬物使用に伴う描写があります。ご注意ください] 沼の臭い 薬物使用の入口となる薬物を「ゲートウェイドラッグ」と言うが、その地位は、シンナーから大麻へと、完全に移り変わった。 少年た[……]
一冊散策| 2023.12.26

『家庭裁判所物語』(著:清永聡)

日本初の女性弁護士、初の女性裁判所長であり、家庭裁判所創設にもかかわった三淵嘉子さん。 彼女の足跡を辿った、清永聡『三淵嘉子と家庭裁判所』の刊行に際して、「はしがき」、「第1章 荒廃からの出発 」の[……]
ただいま調査中! 家庭裁判所事件案内(高島聡子)| 2023.12.04

(第3回)とるだけ育休の表裏

名探偵じゃない! 家裁調査官が登場する小説やドラマでは、よく調査官が颯爽と飛び出して行く。当事者の自宅や職場に乗り込み、いきなり身分証を見せて「私、家庭裁判所の調査官なんですけど、実は今、こんな事件が[……]
ただいま調査中! 家庭裁判所事件案内(高島聡子)| 2023.11.02

(第2回)トカゲの尻尾

末端の一人 「本件詐欺の被害額は確かに高額であり、被害者も多数いる。しかし、真に罰すべきは少年に指図をした主犯であって、単なる受け子でしかない少年に長期間の身柄拘束を伴う厳罰を与えるのは、いわゆる『ト[……]
一冊散策| 2023.10.06

『ジェンダー平等社会の実現へ─「おかしい」から「あたりまえ」に』(著:杉井静子)

はじめに 配偶者を何て呼ぶ? 未だにある「家」制度の名残 今では、テレビなどのメディアで夫のことを「主人」と表現することは、ずいぶん減ってきました。でも、市民の日常会話では結構「主人」が使われています[……]
ただいま調査中! 家庭裁判所事件案内(高島聡子)| 2023.10.03

(第1回)なぜ「家事と少年」なのか

はじめましてのご挨拶 私は家庭裁判所調査官(以下、「家裁調査官」という)。裁判所に勤務する国家公務員である。 あなたが、裁判所と聞いて思い描くのは、どんなイメージだろう。黒い法服の裁判官が壇上に並ぶ[……]