一冊散策(心理・医学) 一覧

一冊散策| 2020.09.24

『アディクション・スタディーズ:薬物依存症を捉えなおす13章』(著:松本俊彦)

はじめに 松本俊彦 最初に、個人的な体験を話すことをお許し願いたい。 数年前、私は薬物問題に対する人々の強い偏見を思い知らされる経験をした。それなりに高い視聴率を誇る生放送の討論番組だった。超大物ミ[……]
一冊散策| 2020.06.26

『気がつけばみんな同じだったりする[新装版]』(著:瀬良垣りんじろう)

刊行によせて……中村ユキ 私は大阪育ちの普通の、絵を描くことが大好きなおばちゃんです。 そして、4歳から30歳くらいまで、この本の著者である瀬良垣りんじろうさんと同じように、統合失調症の母とワイルド[……]
一冊散策| 2020.02.28

『脳と心の考古学:統合失調症とは何だろうか』(著:糸川昌成)

まえがき 心はどこにあるのかと問われれば、多くの人は額のあたりを指さすのではないだろうか。なかには胸のあたりに触れる子どもがいるのかもしれないが、どこかで聞いたハートという言葉に影響されてのことだろう[……]
一冊散策| 2020.01.22

『悩む子どもを育てる親 子どもの才能を伸ばす親:養育能力格差社会の光と影』(著:鍋田恭孝)

はじめに 親の育て方で子どもの人生が決定的に決められる時代になった。 スポーツの世界では、卓球の愛ちゃんを見てもおわかりの通り、多くの選手の親もかつての選手であり、本人は幼児期からその競技に親しんだ[……]
一冊散策| 2019.12.12

『子育てに苦しむ母との心理臨床――EMDR療法による複雑性トラウマからの解放』(著:大河原美以)

はじめに 子どもをほしいと思って産んだのに,どうしてこんなにイライラするのだろう。よいお母さんになりたかったのに,また,怒ってしまった,怒りが止められない,どうしてほかのお母さんのように,子どもにやさ[……]
一冊散策| 2019.08.21

『オープンダイアローグがひらく精神医療』(著:斎藤環)

プロローグ 驚異の旅 ずっと疑問だったのだ。ケロプダス病院では、スタッフ一人当たりのケースロードが増えすぎてバーンアウトが起こったり、ミーティングの予約システムがパンクしたりということがなぜないのか?[……]
一冊散策| 2019.07.11

『「助けて」が言えない――SOSを出さない人に支援者は何ができるか』(編:松本俊彦)

はじめに 近年、子どもの自殺予防において、「援助希求能力を高める」とか、「SOSの出し方を教育する」といったスローガンをよく耳にする。 たしかに自殺リスクの高い子どもに共通するのは、援助希求能力の乏[……]
一冊散策| 2019.03.26

『絲的ココロエ:「気の持ちよう」では治せない』(著:絲山秋子)

1 「気の持ちよう」では治せない 決断は先延ばし 大事なことを初めに記しておきたい。 双極性障害でも、うつ病でも、1番問題となるのは「判断に支障をきたすこと」だと思う。患者本人も周囲の人でも、何か問[……]
一冊散策| 2019.01.23

『学習障害のある子どもを支援する』(編:宮本信也)

はじめに 2005年に発達障害者支援法が施行され、特別支援教育のもと、医療・教育領域のみならず広く社会全体においても発達障害への関心が高まってきています。発達障害特性のある人では、その特性を背景とした[……]
一冊散策| 2018.12.10

『災害支援者支援』(著:高橋晶)

はしがき 東日本大震災以降、災害時のメンタルヘルスの重要性が取り上げられるようになったが、災害時における支援者のメンタルヘルスに関しては注目されるようになってからまだ日が浅い。本書は『こころの科学』1[……]