#法律 タグ 記事一覧
私の心に残る裁判例| 2024.11.01
(第78回)経済再生優先判決と名付けた判例群(高須順一)
経済再生優先判決
抵当権の物上代位に基づく不動産賃料債権差押えの効力に関する一連の判例群
①最高裁判所平成10年1月30日第二小法廷判決 【判例時報1628号 3頁】
②最高裁判所平成10年3月[……]
特集/大麻が麻薬になる日―薬物(ドラッグ)は「悪」? 合法と違法の境界線とは?―| 2024.10.29
アディクションとはなにか──精神作用物質、合法薬物と違法薬物の線引き(野田哲朗)
1 アディクションとは
アディクションを辞書で引くと、耽溺、依存症とある。依存症と言われてすぐ思い浮かぶのがアルコール・薬物依存症だろう。消費者金融などで借金を重ね、家族が泣いてすがろうが止めない、[……]
法律時評(法律時報)| 2024.10.28
景観利益をめぐる行政規制と民事法・再考──「国立マンション取壊し」案件を契機として(田髙寛貴)
◆この記事は「法律時報」96巻12号(2024年11月号)に掲載されているものです。◆
1 はじめに
景観法が制定されてからちょうど20年となる本年6月、景観利益に関わる衝撃的な出来事が報[……]
特集/大麻が麻薬になる日―薬物(ドラッグ)は「悪」? 合法と違法の境界線とは?―| 2024.10.21
大麻取締法改正を考える(園田寿)
1 はじめに
昨年(2023年)12月の改正で、大麻取締法の名前が六法全書から消えた。といっても、大麻に対する縛りが解けて、大麻が合法化されたのではない。大麻に含まれている精神作用物質の一つであり、[……]
特集から(法学セミナー)| 2024.10.11
企画趣旨(中島宏)/利益再審の意義と法改正の展望(豊崎七絵)(特集:刑事司法によって傷つく人たち)
◆この記事は「法学セミナー」838号(2024年11月号)に掲載されているものです。◆
特集:刑事司法によって傷つく人たち
刑事司法システムは、ときに歪みを生じさせる。
それによって傷つ[……]
弁護士が推す! 実務に役立つ研究論文| 2024.10.09
(第72回)産業政策論とロビイング(平家正博)
渕圭吾ほか「特集/ロビイングとルールメイキング」
法律時報96巻9号(2024年8月号)4頁~47頁
冒頭から個人的な話となるが、参加している研究会で紹介されたのをきっかけに、最近[……]
伊藤真のひまわり先生| 2024.10.07
(第72回)「袴田事件」再審無罪判決
2024年9月26日静岡地方裁判所で行われた「袴田事件」再審にて、袴田巌さんに無罪判決が言い渡されました。
1966年の逮捕から2014年の再審開始決定に至るまで、拘禁生活は47年7か月に及び、[……]
私の心に残る裁判例| 2024.10.01
(第77回)Cool Head, but Warm Heart 冷静な思考力と温かい心(葛野尋之)
柏の少女殺し事件
1 少年法27条の2第1項にいう「本人に対し審判権がなかったこと……を認め得る明らかな資料を新たに発見したとき」の意義
2 少年法27条の2第1項の趣旨
3 少年法27条の2第[……]
法律時評(法律時報)| 2024.09.27
ジェンダー教育と法学教育(石田京子)
◆この記事は「法律時報」96巻11号(2024年10月号)に掲載されているものです。◆
1 「こんなだったんだね」と「今もこんなだよね」
私が法学部とロースクールの両方で担当している「ジェ[……]