Web日本評論だけの!!記事 一覧▼
民事弁護スキルアップ講座(中村真)|
2024.04.22
(第28回)執行文の数通付与・再度付与にご用心。
前回は、民事訴訟における文書について、原本、正本、謄本、抄本といった形式的・概念的な違いについて説明しました。まず、文書には唯一無二の原本があり、正本も抄本も含めた「謄本」(原本の内容を同一文字符号に[……]
地球惑星科学の地平を求めて(半揚稔雄)|
2024.04.19
(第24回:終)人類は奇跡の産物? —幸運の連鎖の末に
天の川銀河では,これまで数千個に上る系外惑星が発見され,その中の幾つかには生命が宿されているであろうと考えられている.しかし,人類のような知的文明を有する生命体が発生するには特異な出来事の連鎖が必要で[……]
プロ精神科医あるあるノート(兼本浩祐)|
2024.04.16
(第3回)恋人転移から始まり、父親転移を通り、おじいさん転移に到る
若い精神科医の試練のひとつとしての恋人転移
きちんと臨床をしようとしている若い精神科医にとって、最初の試練はいくつかありますが、「恋人転移」もそのひとつでしょう。文字どおり、来訪者が年若い精神科医に[……]
弁護士が推す! 実務に役立つ研究論文|
2024.04.10
(第64回)生成AIの特徴(パターン処理)と米国訴訟等(濱野敏彦)
奥邨弘司「生成AIと著作権に関する米国の動き――AI生成表現の著作物性に関する著作権局の考え方と生成AIに関する訴訟の概要」
コピライト63巻747号(2023年)31頁~51頁より
いわゆる生成[……]
伊藤真のひまわり先生|
2024.04.08
(第66回)司法制度改革
司法制度改革が始まってから約20年経ちました。
改革の具体的な内容のひとつが、「法曹人口の増加」でしたが、この20年の間に、法科大学院の数や志望者は減少し、司法試験の受験者数も大きく減少してしま[……]
ただいま調査中! 家庭裁判所事件案内(高島聡子)|
2024.04.04
(第7回)リセット――殺人未遂
前触れ
「……署は、無職の女子少年(16歳)を殺人未遂容疑で現行犯逮捕した。女子少年は、同居する50代の伯母に包丁で切り付け、殺害しようとした疑い。被害者の命に別状はなく……」
その日の朝、私[……]
私の心に残る裁判例|
2024.04.01
(第71回)リーディングケースの不変の価値(尾崎愛美)
警察犬カール号事件
警察犬による臭気選別の結果が有罪認定の用に供しうるとされた事例
最高裁判所昭和62年3月3日第一小法廷決定
判例時報1232号153頁
近年、AIの進化に伴い、AIを犯[……]
民事弁護スキルアップ講座(中村真)|
2024.03.22
(第27回)原本・正本・謄本そして抄本
1 「原本、正本、謄本、そして抄本」
民事手続上、文書の分類の仕方としてはいくつかの視点があります。
例えば、「公文書/私文書」や「処分証書/報告証書」などといった具合にです。
同じよう[……]