座談会:アクセプトに向けた論文の書き方(経済セミナー2023年8+9月号)

特集から(経済セミナー)| 2023.07.26
経済セミナー』の特集に収録されている対談・鼎談の一部をご紹介します.

(奇数月下旬更新予定)

研究を始め、論文を書き上げるためにどんなことを心がければよいのだろうか? 今回は、主に研究論文の執筆や、ジャーナルへの投稿も視野に入れた「学術論文の書き方」にフォーカス。どのようにリサーチクエスチョンを立て、投稿に向けて論文をどう仕上げていくか、自分のキャリアもふまえて論文をどのように書いていけばよいのか、査読に進んだ場合の対応で困ったらどうすべきか、といった実践的なポイントも含め、第一線で活躍する研究者たちがその経験とノウハウを伝授!

1 はじめに

横尾 一橋大学大学院経済学研究科の横尾と申します。本日は、われわれ環境・資源・エネルギー経済学分野の研究者が中心となってネットワーキングや情報交換、議論の場として運営している「J-TREE (Japan-Tokyo Resource and Environmental Economics)」というセミナーシリーズの第 2 回ワークショップとして、「アクセプトに向けた論文の書き方」と題したパネルディスカッションを行います。登壇者として京都大学の竹内憲司先生、一橋大学の手島健介先生、東洋大学の松本健一先生をお招きし、私がモデレーターを務めさせていただきます。「論文の出発点は何か」「投稿するジャーナルはどう選ぶか」「ライティングで意識すべきことは何か」「共同研究に取り組むにはどうすればよいか」「書いた論文を投稿に向けてどう仕上げていくか」、さらには「査読コメントにどのように対応すべきか」といったテーマで、日ごろのご経験などもふまえて幅広くディスカッションをお願いしたいと思います。
それでは、はじめに自己紹介をいただきます。竹内先生から、よろしくお願いします。

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