#文化 タグ 記事一覧

人文的な数学の話(井ノ口順一)| 2020.12.15

(第3回)道と驛と線と

政治史や文化史とは違った観点からの歴史を語ってくれる本を見つけると,思わず手にとってしまいます.道から日本史を観るというのは面白いなと思い,参考文献リストに挙げた本[1], [2], [3]を読み漁り[……]
人文的な数学の話(井ノ口順一)| 2020.11.16

(第2回)正倉院展

2019 年の 11 月,東京国立博物館で開催された御即位記念特別展「正倉院の世界 --- 皇室がまもり伝えた美」に家族で出かけました.正倉院宝物の黄熟香 (蘭奢待) とよばれる香木 (沈香) を鑑賞[……]
悪しき隣人―ようこそ法格言の世界へ(柴田光蔵)| 2020.11.05

(第27回)疑問のある場合には被告人に有利に〔判断されるべきである〕

In dubiō prō reō 〔jūdicandum est.〕 団藤重光氏によると、これは、フォイエルバッハの好敵手であったシュテューベルが1811年に作ったものとされている。初出はもっと早く[……]
人文的な数学の話(井ノ口順一)| 2020.10.15

(第1回)ちょっと文学的

古典を読んだり,人文系の本を読んだりするときに,数学は案外と身近なものだと改めて気づくことがあります.また数学の知識があると「読書をさらに楽しめる」ことがあるように思います. たとえば『万葉集』[……]
悪しき隣人―ようこそ法格言の世界へ(柴田光蔵)| 2020.08.19

(第26回)法律は不能事を強いない

Lēx nōn cōgit ad impossibilia. 英法の格言 この格言がもともと意味したのは「不可能なものについては債務は存在しない Impossibilium nūlla obl[……]
悪しき隣人―ようこそ法格言の世界へ(柴田光蔵)| 2020.07.07

(第25回)法の不知は害する

Īgnōrantia jūris nocet. この形は英法でよく見られるが、ローマ法の法源に根がある。6世紀に学説法となった、2~3世紀のローマ法学者パウルスの命題を簡潔にして作られた。 「[……]
悪しき隣人―ようこそ法格言の世界へ(柴田光蔵)| 2020.06.11

(第24回)緊急は法律をもたない

Necessitās nōn habet lēgem. 12世紀のグラティアーヌスの法令集に見える。正当防衛の場合と同じように、緊急避難を許す法思想は古今東西を問わず散在するようである。 「必[……]
悪しき隣人―ようこそ法格言の世界へ(柴田光蔵)| 2020.05.22

(第23回)力を力でしりぞけることは許されている

Vim vī repellere licet. 2~3世紀のローマ法学者ウルピアーヌスの引用する命題で、6世紀には学説法として法文にまでなっている。 ひとむかし前なら立派なポルノであった「アル[……]
悪しき隣人―ようこそ法格言の世界へ(柴田光蔵)| 2020.04.24

(第22回)承諾する者に不法は生じない

Volentī nōn fit injūria. 6世紀に学説法となった2~3世紀のローマ法学者ウルピアーヌスの命題を少しアレンジすることによって生まれた。 「知りかつ同意する者には不法も悪意[……]
悪しき隣人―ようこそ法格言の世界へ(柴田光蔵)| 2020.04.16

(第21回)法律は些事には拘泥しない

Dē minimīs nōn cūrat lēx. 英法の格言であるが、6世紀に学説法となった2~3世紀のローマ法学者カッリストラトゥスの命題や哲学者キケローの著作の断片をアレンジするところから生ま[……]
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