#一冊散策 タグ 記事一覧
一冊散策| 2024.10.02
『栄光の松竹歌劇団史—憧れの星座たちが歩んだ軌跡』(著:小針侑起)
あとがき
私は一九八七(昭和六二)年生まれなので、実際の国際劇場はおろか日劇も見たことがない。なんとか閉場間際の新宿コマ劇場やシアターアプルには何度か足を運ぶことができた程度である。
しかし、[……]
一冊散策| 2024.09.06
『関数解析—より進んだ話題への入門』(プリンストン解析学講義 4)
まえがき
2000 年の初春から,四つの一学期間のコースがプリンストン大学で教えられた.その目的は,一貫した方法で,解析学の中核となる部分を講義することであった.目標はさまざまなテーマをわかりやすく[……]
一冊散策| 2024.08.19
『データで広がる日本ワインの世界—ワインエコノミクス入門』(著:原田喜美枝)
はじめに
『神の雫』という漫画は、世界中のワイン好きが知っているといっても過言ではないだろう。「神の手」もしくは「見えざる手 (invisible hand)」はどうだろうか。高校の「政治・経済[……]
一冊散策| 2024.07.31
『ガスライティングという支配――関係性におけるトラウマとその回復』(著:アメリア・ケリー/訳:野坂祐子)
はじめに
ガスライティングは、女性に対してよく起こる情緒的コントロール方法のひとつで、不公平な関係や社会にひそむジェンダー不平等をより深刻にしうるものです。ガスライティングのような情緒的トラウマは、[……]
一冊散策| 2024.07.03
『憲法の理論と実践ーーフランスから沖縄への架橋』(著:井端正幸、監修:小林武)
監修者のはしがき
井端正幸教授は、2021年8月24日に享年67歳をもって、沖縄国際大学の法学部在職中に病没された。この書物は、彼・井端教授の主要な研究業績を、私の責任において遺稿集として編んだもの[……]
一冊散策| 2024.06.26
『刑事法廷弁護技術[第2版]』(著:高野隆・河津博史)
第2版 はしがき
初版の刊行から6年余りが過ぎた。「オレンジ本」という愛称で刑事法廷技術の基本書として多くの読者を獲得できたことはわれわれにとって大きな喜びである。それとともに、直接主義・口頭主義の[……]
一冊散策| 2024.06.19
『ジュニア数学オリンピック 2019-2024』(編:数学オリンピック財団 )
まえがき
数学オリンピック財団は 2003 年 7 月に第 44 回国際数学オリンピック (IMO) を日本で開催しました.この大会を記念して,これまでの高校生以下を対象として毎年行ってきた日本数学[……]