鼎談:経済史のすすめ(経済セミナー2022年2+3月号)

特集から(経済セミナー)| 2022.01.26
経済セミナー』の特集に収録されている対談・鼎談の一部をご紹介します.

(奇数月下旬更新予定)

近年、歴史的な史料から数量的なデータを構築し、計量分析によって因果関係を読み解く研究が盛んになっている。一方で、歴史学的な分析で新たな事実を発見する研究も重要だ。今回は、多様なアプローチで日本経済史を研究する 3 名に、経済史研究の現在地と将来展望についてディスカッションいただいた。

1 はじめに

—本日は、さまざまなアプローチで日本経済史を研究しておられる 3 名にお集まりいただき、近年の経済史研究の動向や、これからの可能性などについてご議論いただきます。まずは自己紹介からお願いします。

岡崎 東京大学の岡崎です。主に日本の経済史を研究しています。学部生の頃に経済史研究を志し、それから現在に至るまで、研究スタイルやアプローチを変えながら、一貫して日本経済の歴史について勉強・研究を行ってきました。

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