Web日本評論 > 渋谷重蔵 #渋谷重蔵 タグ 記事一覧 渋谷重蔵は冤罪か?―19世紀、アメリカで電気椅子にかけられた日本人(村井敏邦)| 2019.11.26 (第15回)「渋谷重次郎」か「渋谷重蔵」か 「渋谷重蔵」の名前問題 この連載には、「渋谷重蔵は冤罪か?」というタイトルが付けられている。当時の読売新聞に従った結果である。筆者は、かつて「電気椅子で処刑された最初の日本人」と題した文章を書いた([……] #歴史#死刑#法律#渋谷重蔵 渋谷重蔵は冤罪か?―19世紀、アメリカで電気椅子にかけられた日本人(村井敏邦)| 2019.10.24 (第14回)評決その後 評決 裁判長の説示が終わり、陪審員たちが評議に入る前に、弁護人から裁判長に対して、以下の3点について、陪審員に伝えるようにとの要望が出された。 第1に、この裁判において、どの点であれ、証人の宣誓が[……] #歴史#死刑#法律#渋谷重蔵 渋谷重蔵は冤罪か?―19世紀、アメリカで電気椅子にかけられた日本人(村井敏邦)| 2019.09.26 (第13回)最後の公判:最終弁論および裁判長の説示 1889年12月5日、陪審員による評議前の最後の公判において、弁護人と検察官による最終弁論と、これに引き続いて裁判長による陪審員への説示が行われた。 弁護人と検察官の最終弁論は、記録には編綴され[……] #歴史#死刑#法律#渋谷重蔵 渋谷重蔵は冤罪か?―19世紀、アメリカで電気椅子にかけられた日本人(村井敏邦)| 2019.08.22 (第12回)補足的証言と、外務省外交史料館保管資料に見る事件の経緯 補足的証言 最後に検察官から船員宿の主人夫婦に対する補足的質問が行われた。 まず、主人に対して、検察官は、大きく分けると、①船員用収納箱の場所について、②船員たちは、サイコロ賭博をしていたかど[……] #歴史#死刑#法律#渋谷重蔵 渋谷重蔵は冤罪か?―19世紀、アメリカで電気椅子にかけられた日本人(村井敏邦)| 2019.07.30 (第11回)被告人の証言―反対尋問 審理は、弁護人による被告人に対する主尋問が終了し、検察官による反対尋問が開始された。 反対尋問では、被害者の村上と宿の主人を入れて、6、7人くらいがサイコロ賭博をしていたこと、被告人が覚えている[……] #歴史#死刑#法律#渋谷重蔵 渋谷重蔵は冤罪か?―19世紀、アメリカで電気椅子にかけられた日本人(村井敏邦)| 2019.06.27 (第10回)被告人の証言―弁護人の主尋問 検察官側の立証が終了して、弁護側の立証段階に入り、被告人が証言台に立った。前にも述べたように、日本では被告人には証人適格がなく、被告人が法廷で陳述する際には、被告人質問という形がとられる。被告人質問で[……] #歴史#死刑#法律#渋谷重蔵 渋谷重蔵は冤罪か?―19世紀、アメリカで電気椅子にかけられた日本人(村井敏邦)| 2019.05.27 (第9回)目撃証人登場(2)―3人の船員の証言 船宿の主人チャーリー・榎本の証言に続いて、事件現場に居合わせた3人の船員が証言した。 Sagara Kausabaro(=相良幸三郎?)、Nakagawa Kenekichi(=中川健吉?)、K[……] #歴史#死刑#法律#渋谷重蔵 渋谷重蔵は冤罪か?―19世紀、アメリカで電気椅子にかけられた日本人(村井敏邦)| 2019.04.24 (第8回)目撃証人登場(1)―船員宿の主人の証言 事件当時に現場にいた者は、被害者と被告人を除き、現場となった船員宿の主人チャーリー・榎本、宿に宿泊していた船員2名とたまたま現場に来ていた船員1名がいた。この4名が事件の目撃者ということになる。 [……] #歴史#死刑#法律#渋谷重蔵 渋谷重蔵は冤罪か?―19世紀、アメリカで電気椅子にかけられた日本人(村井敏邦)| 2019.03.28 (第7回)遺体を解剖した医師の証言 コートランダー巡査に続いての検察側証人は、遺体を解剖した医師アルバート・ウィストン(Albert T. Wiston)だ。ウィストン医師は、ニューヨーク郡の副死因監察官(ディピュティ・コロナ―)の一人[……] #歴史#死刑#法律#渋谷重蔵 渋谷重蔵は冤罪か?―19世紀、アメリカで電気椅子にかけられた日本人(村井敏邦)| 2019.02.25 (第6回)証人尋問 陪審員の宣誓、裁判長による陪審員への警告に続いて、いよいよ、証人尋問が開始された。まず検察側証人の尋問である。検察側証人は、事件現場で重蔵を逮捕した警察官フレデリック・コートランダー(Frederic[……] #歴史#死刑#法律#渋谷重蔵 Page 1 of 212>