出題(2025年7月号掲載分)/応募締切(7月8日)/解答(2025年10月号掲載)

エレガントな解答をもとむ(数学セミナー)| 2025.06.11
 『数学セミナー』のコーナー「エレガントな解答をもとむ」の出題を掲載します.奮ってご応募ください.解答・講評(3ヶ月後)は,本誌にてご確認ください.

(毎月10日頃の掲載予定)

$\def\t#1{\text{#1}}\def\dfrac#1#2{\displaystyle\frac{#1}{#2}}\def\rC{\text{C}}$

出題1

各マスが白または黒のふたつの状態をとれる $4\times 4$ の盤がある.各行,各列にはスイッチがあり,それを押すと対応する行または列のマスの状態が反転する.例えば,左の初期状態の盤において,1 行目,2 行目,4 列目のスイッチを押すと右のようになる.

盤の初期状態が与えられたとき,スイッチを操作して白黒のマスの個数を半々 (8 個ずつ) に近づけたい.

問 1 与えられた初期条件によっては,どのようにスイッチを操作しても白黒半々にできないことを示せ.

問 2 どんな初期状態からでも,うまくスイッチを操作すると白黒のマスの個数の差を 2 以下にできることを示せ.

余力があれば $n\times n$ の盤についても考えてください.

出題:徳重典英 (琉球大学教育学部)

出題2

次の主張はパスカルの定理と呼ばれています.

同一円周上の相異なる 6 点 A, B, C, D, E, F について,直線 AB と DE が点 P で交わり,直線 BC と EF が点 Q で交わり,直線 CD と FA が点 R で交わるならば,3 点 P, Q, R は同一直線上にある.

この説明として,よく本には下のどちらかのような図が載っています.これらのほかには,どのような配置があり得るでしょうか.

ただし,回転や裏返しで重なるものは同じ図案として数えます.

出題:植野義明 (東京大学非常勤講師)

応募規定[解答掲載2025年10月号]

郵送の場合

B5判の用紙をご使用のうえ,解答用紙 1 枚ごとにA:出題の番号(例:7月号出題1),B:住所,氏名(ふりがなも明記,誌上での仮名を希望される方は,こちらに明記),年齢,職業を記入して,下記宛先までお送りください.

〒170-8474 東京都豊島区南大塚3-12-4
日本評論社 数学セミナー〈エレガントな解答をもとむ〉係

メール送信の場合

B5判のサイズで,解答用紙 1 枚ごとにA:出題の番号(例:7月号出題1),B:住所,氏名(ふりがなも明記,誌上での仮名を希望される方は,こちらに明記),年齢,職業を記入して,下記フォームから PDF ファイルを送信して下さい (ファイルサイズ10MBまで).

解答記載に LaTeX ご利用の方は,テンプレートもご活用下さい.テンプレート利用は任意です.またテンプレートの漢字コードはUTF8です.ファイルが文字化けするときは適宜変換してお使いください.

「エレガントな解答をもとむ」解答投稿フォーム

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受信確認が不要な方は空欄で構いません.
編集部に届くメールと同内容のものを送信しますので,お送りいただくPDFファイルも添付されます.
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※解答PDFを添付して下さい

(1)投稿フォームが上手く動かない,(2)受信確認メール希望の方でメールが届かない,などの場合,susemi_elegant@nippyo.co.jp に直接お送り下さい.

注意事項

  • 締切:2025年7月8日
  • 二題に応募されるときは,郵送の場合は解答用紙を,メール送信の場合はファイルを,出題ごとにかえてください.
  • 年齢を忘れずにお書きください.
  • 解答用紙は両面の使用を不可とします.
  • 解答用紙はご返却できません.
  • 問題のご感想も歓迎します.
  • 出題掲載号:数学セミナー2025年7月号
  • 解答・講評は,本誌2025年10月号にてご確認ください.

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