『宇宙の隠れた形を解き明かした数学者—カラビ予想からポアンカレ予想まで』(著:シン=トゥン・ヤウ,スティーブ・ネイディス,訳:久村典子)

一冊散策| 2020.10.14
新刊を中心に,小社刊行の本を毎月いくつか紹介します.

目次

  • 第1章 遍歴の青年時代
    • 香港でのくらし/村の学校に入る/父の授業/中学校の入学試験/数学との出会い/父との別れ
  • 第2章 人生は続く
    • アヒルの仕事/華羅庚との出会い/崇基書院へ入学/カリフォルニア大学バークレー校を目指す
  • 第3章 アメリカへ
    • バークレーでの生活/幾何学への興味/ベトナム戦争反対運動/初めての論文投稿/カラビ予想を知る/陳を指導教官に選ぶ/職を探す
  • 第4章 カラビ山の山麓で
    • 新谷卓郎との交流/極小曲面の研究/ストーニーブルック大学へ/スタンフォード大学で過ごす/カラビ予想の間違いを証明?
  • 第5章 頂上を目指す
    • モンジュ-アンペール方程式/クーラント研究所へ行く/結婚を申し込む/カラビ予想に向かう
  • 第6章 蕉嶺県への道
    • 物理とのつながり/ホーキングに会う/陳との決別/中国への帰郷
  • 第7章 スペシャルイヤー
    • 最優秀カリフォルニア州科学賞に選ばれる/陳と華との対立/論文誌の編集長になる/フィールズ賞受賞
  • 第8章 陽光ふりそそぐサンディエゴのひもと波
    • カラビ-ヤウ多様体/サンディエゴから戻る
  • 第9章 ハーバードに定着
    • アメリカ市民権を取得/母の死/ミラー対称性の発見/アメリカ国家科学賞受賞
  • 第10章 数学センターの設置に献身
    • 江沢民国家主席と会う/数学センターを立ち上げる/中国での国際数学者会議/陳の死
  • 第11章 ポアンカレを超えて
    • ハミルトンのリッチフロー/ぺレルマンの論文/『ニューヨーカー』の記事/ハーバード大学に応用数学のセンターを開設
  • 第12章 二つの文化の間で
    • 中国の研究文化/本当のエリートを育てる
  • エピローグ

書誌情報など

関連情報

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