序文(特別企画:外見へのこだわり — SNS時代の不安と向き合う)(編:永田利彦)
特別企画から(こころの科学)| 2026.08.17
心理臨床、精神医療、教育、福祉等の領域で対人援助にかかわる人、「こころ」に関心のある一般の人を読者対象とする学術教養誌「こころの科学」。毎号の特別企画では、科学的知見の単なる解説ではなく、臨床実践に基づいた具体的な記述を旨としています。そうした特別企画の一部をご紹介します。(毎月中旬更新予定)
◆本記事は「こころの科学」249号(2026年 9 月号)の、永田利彦編「特別企画:外見へのこだわり — SNS時代の不安と向き合う」に掲載されている序文です。◆
人が美しさに惹かれるのは自然である。顔貌の認知は赤ちゃんの頃に獲得されるコミュニケーション能力の一つで、人は幼い頃から外見に気を遣うようになる。外見への関心に男女の区別はなく、男性化粧品の売上げも急増している。しかし外見に基づく不当な扱い、ルッキズムとなるとそれは社会の問題となる。背景には個々人の外見美至上主義の内在化がある。












