(第13回)3度目の英国のEU離脱延期と欧州委員会新体制発足の遅れ

EUの今を読み解く(伊藤さゆり)| 2019.11.15
2019 年は EU にとって、イギリス離脱のほか、5 年に 1 度の欧州議会選挙、それに伴う EU の行政執行機関・欧州委員会のトップにあたる委員長の交代と体制の刷新、さらに首脳会議常任議長(通称、EU 大統領)、欧州中央銀行(ECB)総裁も交代するという大変革の年です。このコラムでは、こういったイベントを軸に EU の今を読み解いていきます。

(毎月下旬更新予定)

今回は、当初、全12回の予定だった当コラムの特別編だ。

このコラムは、2019年に予定されているイベントを軸にEUの今を読み解く目的で始まったが、最大のイベントの1つであるイギリスの離脱は今年4月の2度目の延期で10月31日に延期、12回の連載ではカバーできなくなってしまった。

そこで、この特別編で、英国の離脱と11月1日に始動するEUの行政執行機関・欧州委員会の新体制について論じて、コラムを締め括ろうと思っていた。

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