(第2回)冤罪と違法捜査

捜査官! その行為は違法です。(木谷 明)| 2018.10.16


なぜ誤った裁判はなくならないのか――。
警察官、検察官の証拠隠しや捏造、嘘によって、そしてそれを見抜かなかった裁判所によって、無実の人が処罰されてしまった数々の冤罪事件が存在します。
現役時代、30件以上の無罪判決を確定させた元刑事裁判官・木谷明氏が、実際に起こった事件から、刑事裁判の闇を炙り出します。

(毎月中旬更新予定)

1 冤罪をなくすために

誤判・冤罪に関する報道は、後を絶たない。そして、身に覚えのない犯罪の嫌疑を受けて、いくら弁解しても聞いてもらえず有罪と認定される者(特に死刑にまで処せられる者)の気持ちを想像すると、冤罪ほど恐ろしいものはないと痛感する。私は、37年間に及ぶ裁判官生活を通じ、何とかしてこういう悲劇をなくす方法はないかと考えてきた。そして、依頼者と直接接する弁護士となった現在は、その感をますます強めている。

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