序文(特別企画:感覚をめぐる子どもの困りごと)(編:内山登紀夫)

特別企画から(こころの科学)| 2024.04.17
心理臨床、精神医療、教育、福祉等の領域で対人援助にかかわる人、「こころ」に関心のある一般の人を読者対象とする学術教養誌「こころの科学」。毎号の特別企画では、科学的知見の単なる解説ではなく、臨床実践に基づいた具体的な記述を旨としています。そうした特別企画の一部をご紹介します。

(毎月中旬更新予定)

◆本記事は「こころの科学」235号(2024年5月号)の、内山登紀夫編「特別企画:感覚をめぐる子どもの困りごと」に掲載されている序文です。◆

発達に特性をもつ子どもたちが困難を感じることの一つに、感覚の特異性をめぐる事柄がある。いわゆる感覚過敏がある場合、特定の音や光、衣服等の肌触り、においや味が苦痛に感じられたり、身体症状が増幅されたりする。反対に感覚鈍麻がある場合、自身の空腹、眠気などの身体感覚や、怪我や体調不良に気づきにくい。また、からだを動かすことや手先の作業の苦手さを伴うことも多い。

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