序文(特別企画:こころの病気とスティグマ)(編:福田正人)

特別企画から(こころの科学)| 2023.02.17
心理臨床、精神医療、教育、福祉等の領域で対人援助にかかわる人、「こころ」に関心のある一般の人を読者対象とする学術教養誌「こころの科学」。毎号の特別企画では、科学的知見の単なる解説ではなく、臨床実践に基づいた具体的な記述を旨としています。そうした特別企画の一部をご紹介します。

(毎月中旬更新予定)

◆本記事は「こころの科学」228号(2023年3月号)の、福田正人編「特別企画:こころの病気とスティグマ」に掲載されている序文です。◆

精神疾患には、昔も今もスティグマが結びついている。明示されたスティグマと暗黙のスティグマ、精神疾患そのものへのスティグマと精神疾患をもつ人へのスティグマ、気持ちや考えとしてのスティグマと行動としてのスティグマ、身近な当事者へのスティグマと社会の仕組みとしてのスティグマ、周囲から向けられるスティグマと当事者や家族のセルフスティグマ、そして保健医療福祉や教育で支援に携わる人々が抱いてしまうスティグマ。スティグマにはさまざまな側面がある。

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