序文(特別企画:性をめぐる子どもの臨床)(編:吉川徹)

特別企画から(こころの科学)| 2022.04.18


心理臨床、精神医療、教育、福祉等の領域で対人援助にかかわる人、「こころ」に関心のある一般の人を読者対象とする学術教養誌「こころの科学」。毎号の特別企画では、科学的知見の単なる解説ではなく、臨床実践に基づいた具体的な記述を旨としています。そうした特別企画の一部をご紹介します。

(毎月中旬更新予定)

◆本記事は「こころの科学」223号(2022年5月号)の、吉川徹編「特別企画:性をめぐる子どもの臨床」に掲載されている序文です。◆

現代の子どもの臨床において、「性」にまつわる課題を取り扱うことは以前から変わらぬ重要さがあり、しかしその複雑さは年々増しているように思われる。

子どもが性に関するさまざまな情報に触れる機会は増え、またそのタイミングは早期化している。人間の性の多様性がより強く、広く意識されるようになり、社会のあり方も変化を始めている。性と生殖の関係についても、歴史上かつてない少子化の時代を背景として、より複雑な様相を呈している。そして子どもたちは性に関する被害者にも、加害者にもなることがあり、これは臨床的に大きな課題となる。

このコンテンツを閲覧するにはログインが必要です。→ . 会員登録(無料)はお済みですか? 会員について

この号の記事をすべて読むには
雑誌購入ページへ