(第9回)鹿児島・奄美大島

ぶらり民法散歩(伊藤栄寿)| 2019.05.28
民法の“聖地”を“巡礼”してみよう。
“聖地巡礼”という言葉が、映画・アニメやスポーツなどの舞台となった場所に赴くという意味で使用されるようになって久しい。
法学の世界にも、“聖地”が存在する(と思う)。かの著名な法学者の生まれた地、あの事件の起こった場所、法学に関係する歴史ある建造物…。上智大学の伊藤栄寿氏が、みなさんをそんな場所へご案内。今日は六法を置いて、この連載を旅のお供に、民法の“聖地”をぶらり散歩しよう。

(毎月下旬更新予定)

鹿児島県奄美大島。奄美大島は、鹿児島市から南へ約370km、沖縄・那覇市から北に約300kmのところにある。奄美列島の中心的な島、まさに「大島」である。沖縄島、佐渡島に次いでわが国で3番目に大きい島である。奄美大島は、奄美市のほか、龍郷町、大和村、宇検村、瀬戸内町の一部からなっている。

加計呂麻島を望む

奄美大島へ行く場合、東京からの飛行機の直行便に乗るか、鹿児島で乗り継いでいくのが一般的であろう。鹿児島港からフェリーも出ているが、1日1本と少ない。

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