個別担任制:女子少年院(松田美智子)

こころの現場からセレクト(こころの科学)| 2018.11.22
心理臨床、医療、教育、福祉、司法など、対人援助にはさまざまな「現場」があります。「こころの現場から」は、そうした臨床現場の風景をエッセイという形で紹介するコーナーです。雑誌「こころの科学」にこれまで掲載されたもののなかから、こころの科学編集部がいま届けたい記事をセレクトして転載します。

(奇数月下旬更新予定)

◆この記事は「こころの科学」141号(2008年9月)に掲載されたものです。◆

「こんにちは。少しは慣れましたか」昼下がりの面接室で、先週入院してきた少女と向かい合い、声をかける。少女たちは入院後しばらくは個室で生活し、面接や学力テスト、課題作文などに取り組むことになっており、その期間中に私も院長面接をすることになっている。

「はい。慣れました。少年院ってもっと怖いところかと思ったけど、そうでもないし」素顔で髪もきちんと縛った少女が答える。

このコンテンツを閲覧するにはログインが必要です。→ . 会員登録はお済みですか? 会員について