(第2回)レスポンデント条件づけ、オペラント条件づけ

そんなことまで行動分析学(蒲生裕司)| 2018.11.01

「行動分析学」を知れば、世の中が見えてくる!?
同じものごとに出くわしても、それに対する反応の仕方は人それぞれ。でもよく見てみると、同じ人は必ず同じやり方で反応し、それが思わぬ問題を引き起こすことも……。
人の「行動」のきっかけと理由を解明する心理学、それが「行動分析学」。その考え方を用いて、話題のニュースや身近な出来事を読み解きます。


(毎月上旬更新予定)

2018年10月6日、東京都中央卸売市場の一つで、水産物に関しては日本最大の取り扱い量を誇る築地市場が、83年にわたる営業の最後の日を迎えました。築地と言えば、初競りのマグロの最高額がいくらだったなどと報道されることでおなじみの方も多いのではないでしょうか。今後は移転先の豊洲市場へその機能が移るわけですが、これはあくまでも、いわゆる場内市場の話です。築地場内市場と場外市場は何が違うのかと言うと、場内は東京都が管理していて、場外は東京都が管理していないということになります。卸売業者や飲食店の料理人の方々などが仕入れをするエリアが場内市場。食材だけでなく調理器具なども売っていて、一般の方も気軽に買い物ができるエリアが場外市場と言ってもよいかもしれません。行列のできる寿司屋のイメージなんかも場外市場ですね。

何を隠そう、私の父は築地で働いておりました。場内市場で、卸売業者から水産物を買い付け、ホテルやレストランなどに届けるという、いわゆる仲買というものをしておりました。小学校が休みにもかかわらず、家庭の事情で家に置いておけない時など、午前2時に叩き起こされて築地に連れていってもらったものです。父は私にも仲買になってほしかったようですが、魚より肉が好きな朝が苦手の10代男子でしたので、「おまえも仲買やらないか?」との言葉に対しては「いたしません」と丁重にお断りさせていただきました。今ではかなり後悔しております。後悔ばかりの人生です。

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