#社会 タグ 記事一覧

ヒトの性の生物学(麻生一枝)| 2025.02.19

(第18回)日本の生殖補助医療:法的規制の不在と医師による自主規制の限界

生物学の範囲を超えるので、今回 (と次回) のテーマについて書くか書くまいか、かなり迷った。しかし、生殖補助医療分野の技術の進歩に、法的な規制がまったく追いついていないのが日本の現状である。国による規[……]
竪琴にロバ:ラテン語格言のお話(野津寛)| 2025.01.21

(第13回)墓碑銘のラテン語(エレジー, エピタフ, エピグラム):HIC EGO QUI IACEO TENERORUM LUSOR AMORUM/ここに眠る私は, ささやかな恋の詩に戯れた者

エレジー 詩のジャンルをあらわす名称のひとつにエレジー elegy というものがあります. この英語の名称の起源は, 究極的には, 古代ギリシア語の ἐλεγεία (elegeia)に遡るものですが[……]
一冊散策| 2025.01.20

『経済学で読み解く大相撲 300 年史 — 本所、そして両国の磁場』(著:山村英司)

はじめに 相撲。時には相撲道とも称される。屈強で巨大な男たちのぶつかり合うことからは、格闘技と考えられる。そう考えるなら、スポーツの一種である。しかし、単なるスポーツの範疇に収まりきらない面もある。[……]
ヒトの性の生物学(麻生一枝)| 2025.01.16

(第17回)人工授精、体外受精・胚移植が可能にしたこと:代理母・借り腹出産

Consequenceコンセクエンス という英単語をご存じだろうか。接頭辞の con は with (一緒に、ともに) という意味を、sequence は連続するもの、ひと続きのものという意味をもつ。[……]
一冊散策| 2025.01.09

『行動経済学で「未知のワクチン」に向き合う』(著:佐々木周作・大竹文雄・齋藤智也)

プロローグ 佐々木周作 漫画家・手塚治虫の作品『陽だまりの樹』には、このような場面が描かれている。2 コマ目の後ろ姿は、大阪大学の原点の一つである「適塾」を設立した、江戸時代後期の蘭学者・緒方洪庵のも[……]
ヒトの性の生物学(麻生一枝)| 2024.12.16

(第16回)卵子の凍結:受精卵凍結(胚凍結)と未受精卵子凍結

昨年 2023 年の春夏ごろ、「卵子凍結」という言葉が頻繁に新聞や TV に登場していたのだが、気づかれただろうか。きっかけは、東京都が、「少子化対策の一環として、健康な女性の卵子凍結保存に対して、支[……]
一冊散策| 2024.11.21

『違法捜査と冤罪 捜査官! その行為は違法です。[第2版]』(著:木谷明)

第二版 はしがき 二〇二一年に公刊した本書旧版は、類書がなかったこともあって、読者に好感を持って受け止められたようである。そのためであろうか、今回、出版社から改訂したい旨の申出を受けた。 転倒事[……]
特集/大麻が麻薬になる日―薬物(ドラッグ)は「悪」? 合法と違法の境界線とは?―| 2024.11.20

大麻が麻薬になる日―薬物(ドラッグ)は「悪」? 合法と違法の境界線とは?―

日本を含めて大麻に関する世界的な問題意識の高まりは、20世紀後半の現象です。しかし、大麻に関する科学的な研究が深まったのはここ数十年のことで、当時の犯罪化の根拠については科学性は希薄、むしろ政治的[……]
特集/大麻が麻薬になる日―薬物(ドラッグ)は「悪」? 合法と違法の境界線とは?―| 2024.11.20

大麻取締法改正と「後戻り」できなくなる学生たち(吉田緑)

1 はじめに 「1回使用してしまっただけで、薬物依存となり後戻りができなくなります」 これは、ある私立大学の2024年度の学生手帳に記載されている文言である。覚醒剤、大麻、危険ドラッグ等の「薬物」に[……]
ヒトの性の生物学(麻生一枝)| 2024.11.15

(第15回)不妊:男性不妊・女性不妊・不妊治療・生殖補助医療

晩婚化・晩産化の進む今日、不妊と聞くと、加齢による生殖能力の低下ばかりに目が行きがちだ。私も、ここまで数回にわたって、年齢にともなう妊娠率の低下や流産率の上昇、遺伝子の変化などについてお話ししてきた。[……]